台湾を知れ

案外 『 台湾 』 を知らないヤツが多いのには驚いた。
ってか、自分も15年くらい前までは全く知らなかった世界なんだがね。

ま、どこにあるくらいは知ってるだろ？

『 台湾問題 』
台湾と中国は未だに対立している。

中国＝中華人民共和国
台湾＝中華民国

違う国なんだよ。
ただし、世界はそれを認めていない。と言うより、中国の政治的圧力に負けて
『 中華民国 』 を主権独立国家として承認できないのだ。
当然 【 国交 】 も持てない。

日本もしかり。日中国交正常化以降、台湾は一地域としての存在は認めているが、
国家としては認めていない。中国の言いなりになっているのだ。情け無い。

だが・・・
その昔、台湾は日本だったのだョ
いまでも台湾のお年寄りたちは流暢な日本語を話す。
そして日本統治時代を懐かしむ声も多い。
また若い人たちの間でも日本が好きで、日本びいきが多い。

日本はかつてアジアに侵攻し、植民地化した。
朝鮮半島や中国大陸においては、その歴史が今でも負のものとなって残り続けている。
反日本感情は消えない。反日教育もまだまだ行われている。

だが、こと台湾については事情が違うようだ。
日清戦争に敗北した清朝から下関条約に基づいて台湾割譲を受け、
それ以降（一時的・散発的には抵抗運動もあったが）台湾の地を開拓していった。
（それまでは見放された土地だったようだ）
まぁ～思想教育もされたのであろうが、見事に台湾の人々は「日本人」になったのだ。
太平洋戦争（大東亜戦争）では 「 日本兵 」 として志願していった若者も多い（高砂義勇隊など）。
（※　歴史的な詳しい事はググればわかると思うのでココでは書かない）

それほど目をかけ手をかけた台湾を、今の日本は政治的には知らんぷり。


最近の懸案事項は 【 WHO加盟問題 】

台湾は、主権国家と認められていないために、世界的な枠組みで実施されて
いる各種団体に参加できない事が多い。
WTOなどの経済的な問題なら何とかなる（というか、まだ深刻な状況にはならない）。
だが、WHO問題に関しては、人間の 【 生命 】 に直結する 「 保健衛生 」 の分野だけに
≪参加できない≫では済まされないだろ。
2003年にSARSが発生した。台湾人医師が日本滞在中にSARSが発病し
メディアにも大きく取り上げられたことをお忘れか。
台湾は未だWHOに加盟できずに居るのだ。世界的な保健衛生の枠組みからは
除け者にされている、ってことは、重大な情報・緊急の情報などが、直接やりとりできないのだ。
でも伝染病はそんな事お構いなし。
国交があろうが無かろうが、人畜の交流があればそれだけで病原菌は蔓延していく。

鶏インフルエンザの件はどぉ～だ。
これもまた台湾は蚊帳の外だ。

だからと言って中華民国政府も黙って見ているわけがなかろ～。
衛生部門は自力でがんばってるのだ。

尚、WHO加盟問題について詳しくはコチラ↓あたりを見たほうがイイ。
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/weeknews272.htm

日本は台湾のWHOオブザーバー参加については一応 『 後押し 』 をしているようだが、
今年の 『 正式加盟問題 』 ではどぉ～だったのか、日本国内での台湾に関する報道はメチャ少ない。

（だから、ワールドバンドレシーバーはお友達♪　壊れて悲すぃ～）