屍鬼

あの『屍鬼』がアニメ化

小野不由美センセーの大作『屍鬼』がコミック化され、それがアニメ化された。
（俺は漫画・コミックは一切読まない人間なので、屍鬼がコミック化
　されたことはよく知らなかったのだがね）

　　これでもいちおう小野作品の大ファンなのですよ。
　　屍鬼はまず文庫版（全5巻）を購入、一通り読んでメチャ気に入って
　　ついにはハードカバー版（上下巻）まで購入したくらい。

さてアニメ版の話、関東では昨夜に第1話が放送された。
昨夜遅く、ナニゲにTV付けたら画面にはアニメ、最初はよく見てなかったのだが
音声は耳に入ってて「アチコチのお地蔵さんが壊されて」とか「こんな村嫌い！」とか
「大きな洋館」とか、・・んなんか聞いたことある話だな、と。

　ぅえぇええ　屍鬼じゃねーかよ

　　ぃゃぃゃ実は、屍鬼のコミック化どころかアニメ化さえも
　　詳細な事前情報は掴んでなかったのョ。

そのあとはジックリと見入ってしまったわけだが。。。
で、感想を一言で言うと・・、「ガッカリだ」。こんなに軽い作品になっちまったのか。

原作のあのどことなく重く、そしてウマく表現された閉塞の雰囲気、そして小野作品の
毎度のテーマのような「ここじゃないどこか、自分の居場所、自分の役割」みたいなものが
最近のアニメキャラで変に演出されちまってる。

でもまぁこれはこれ、『もうひとつの屍鬼』としてこの作品を見ることにする。
本筋的にはまったく原作の通りになってるし、その上で、あの物語がどんな風に
アニメ化されるのかってのは興味は有るところだから。
　　TVアニメーション「屍鬼」公式サイト

　｛「屍鬼」の世界を堪能するには、個人的には原作（小説）のほうをお薦めする｝